私は駐車場が嫌い。
最近、空き地はだいたい駐車場になる。
自分の足で歩まなくてもいい、人を殺すこともできる利便性のあるアレを金を払えば気軽にどこでもおいておける。
空き地は、想像力を育むのに。 余白は、想像力を育むのに。
と、いいながら、私は今日もアレに乗り、移動する。
アレの痕跡をつけられていない駐車場に私は救われる気持ちになって、フッと空虚感と共に身体が軽くなった気がした。